日本ペイントの人気色は?1級建築士が外壁塗装の色選びを解説

外塀塗装の色選びで悩んでいませんか?
日本ペイントの塗料を使いたいけれど、どの色を選べばいいかわからない人もいるでしょう。

ノハシ

塗料選び次第で工事費用も大きく変わってきますから、選択には慎重になりますよね

結論から言えば、日本ペイントではベージュ系が人気の塗料
ただし、実際の印象は周辺環境や色の組み合わせでも大きく変わりますから、塗装店と相談しながらの選択が必要です。

本記事では日本ペイントの外壁用塗料における人気色と、色選びの注意点を解説します。
最後まで読めば、外壁塗装の悩みが氷解しますよ。

この記事を書いた人
ノハシ

 <プロフィール>

  • 業界歴13年の一級建築士
  • 東京大学建築学科卒、東京大学大学院修士課程修了
  • 大手ゼネコンに勤務し、数多くの現場で工事監理を経験
  • 戸建ての賃貸経営も行っており、リフォームの知識が豊富
  • 獲得した知識と経験を広めるため、ブログを開設
目次

日本ペイントの外壁塗装の人気色を解説

日本ペイントでの人気色ランキング

日本ペイントの塗装色の中でも人気のある色をピックアップして解説します。

洗練された印象を与えるグレー系塗料

グレー系の色は高級感があり洗練された印象を与えられるため、日本ペイントの塗料の中でも特に人気のある色。
どんな家にも合う、はずれのない色と言えます。

グレー系塗料の特徴
  • 汚れや色褪せが目立ちにくい
  • 中間色のため、和風洋風を問わずどの家にも合う
  • 流行の影響を受けないベーシックな色
  • 無彩色による高級感と上品さが演出できる

外壁が多少汚れても同化して目立たないため、グレーは「10年後もきれいに見える色」とも言われています。

清潔感のあるホワイト系塗料

白は最も明るい色のため、新築のような清潔感とさわやかさを演出可能。
築年数による色あせを明るくしたい場合、おすすめの色です。

ホワイト系塗料の特徴
  • 新築のような清潔感がある
  • 無彩色なのでどの色とも相性がよい
  • 視覚効果で家が広く、大きく見える
  • 素材の質感を引き立て高級感が出る

ただし、ホワイト系は雨だれなどの黒っぽい汚れが目立ちやすい欠点もあります。
真っ白にするのではなく、アイボリーやオフホワイトにすると、汚れ問題を軽減できるのでおすすめです。

品のあるベージュ系塗料

ベージュは肌色に近いトーンのため、見る人に安心感を与える傾向があります。

ベージュ系塗料の特徴
  • 中間色で汚れが目立ちにくい
  • 景観になじみやすく、失敗しにくい
  • 膨張色のため、家が明るく広く見える
  • 温かみと安心感がある

基本的にベージュ系ははずれがなく、迷ったときに選んでおけば失敗しない色と言えます。

日本ペイントでの人気色はベージュ系

日本ペイント公式サイトによると、人気色ランキングは下記の通り。

  • N-500 -Natural Style-(ベースL19-50D、アクセントND-146)
  • N-400 -Natural Style-(ベースND-371、アクセントND-152)
  • G-600 -Grace Style-(ベースpa-51、アクセントND-013)

ベージュ系の色を組み合わせたものが多く、日本ペイントでは中間色を使った暖かい色合いが好まれていることがわかります。

ノハシ

どの家にも合う無難な色で、汚れが目立ちにくい色がやはり人気ですね

日本ペイントの外壁塗装シミュレーションアプリとは?

日本ペイントのシミュレーションアプリ 使い方

日本ペイントが用意しているシミュレーションアプリについて、解説します。

日本ペイント公式のシミュレーションアプリがある

日本ペイントの外壁塗装シミュレーションに「Nippon Paint i-Colour」というアプリがあります。
このアプリはAndroid向けに提供されているアプリで、自宅の写真をアップロードして、外壁に日本ペイントの色を重ねて確認できます。

日本ペイントのシミュレーションアプリの特徴
  • 写真に色を自動マスキングして塗り替えイメージを確認
  • カラーピッカー機能で実際の色を抽出
  • 日本ペイントの色データベースから色を選べる
  • プロジェクト管理機能あり

以前はスマホアプリ版の「Color Creations」がありましたが、現在はリリース終了しており利用できません。

シミュレーションアプリの利用方法

カラーシミュレーションアプリ「Nippon Paint i-Colour」の利用方法は、次の通り。

STEP
アプリをインストールする

Google Play →「Nippon Paint i-Colour」で検索。
インストール後に起動すれば、利用できるようになります。

STEP
自宅の写真を準備する

重ね合わせる写真を用意します。
歪みが少ない正面写真が使いやすいでしょう。
晴れの日に撮影した影が少ない写真だと、仕上がりが自然でよりベターです。

STEP
写真を読み込む

アプリ内で写真を選択し、外壁部分を自動認識させます。
「写真を選択」からスマホ内の画像を選べばOK。
自動マスキングがうまくいかない場合は手動でも調整可能です。

STEP
色を選んで外壁に重ねる

日本ペイントの色データベースから好きな色を選び、外壁に反映できます。
グレー系・ベージュ系・ホワイト系などカテゴリ別で選択が可能。
屋根・付帯部の色も変更できますし、明度・彩度の微調整も可能です。

シミュレーションアプリの注意点

カラーシミュレーションアプリは便利ですが、注意点もあります。

シミュレーションアプリの注意点
  • 画面上の色と実際の塗料の色は異なる
  • スマホの画面設定でも色の見え方が変わる
  • 写真をベースに色を重ねるため、撮影条件の影響を受ける
  • 破風や軒天など細部は正確に塗り分けられない
  • 周辺環境とのバランスはわからない

一番の注意点は、実際の色と100%同じにはならないこと。
なめらかなスマホ画面と異なり外壁は凹凸がありますし、発光ではなく光の反射で見える色は印象がかなり変わります。
外壁塗装シミュレーションはあくまで参考にとどめ、実際の色は色見本で確認するのが無難です。

日本ペイントの外壁用塗料グレードについて

日本ペイントの外壁用塗料グレード

外壁用塗料グレードの種類と使い分けを解説します。

日本ペイントの外壁用塗料グレードは5段階

日本ペイントの外壁用上塗り塗料は、耐候性が高い順に下記の5段階にわかれています。

  • 無機系塗料:アプラウド シェラスター2、グランセラトップ 2液ファインなど
  • フッ素系塗料:パワーオーデフレッシュF、ファインDFセラミックなど
  • ラジカル系塗料:パーフェクトトップローズ、ファインパーフェクトトップなど
  • シリコン系塗料:水性シリコンセラUV、ファインシリコンフレッシュ2など
  • ウレタン系塗料:オーデフレッシュU100 2、ファインウレタンU100など

上位グレードの塗料ほど耐久年数が長くなるのですが、その分塗料の単価も高くなるのが難しいところ。
家屋全体のメンテナンス性も考慮して、塗料グレードを選択する必要があります。

遮熱塗料や意匠仕上げ上塗り塗料の場合はラインナップが変わるので、一部グレードは選択できません。
助成金対応でこれらの塗料を使用したい場合は、注意が必要です。

日本ペイントの塗料グレードの選び方

自宅に使う塗料は性能の良いものを選びたくなりますが、一概に高グレードを選択すればよいわけではありません。
グレードの高い塗料は確かに耐候性は高いですが、壁材自体に生じるクラックや破損は防げないからです。

高グレード塗料で防げない劣化
  • 温度収縮や地震で壁材自体に発生するひび割れ
  • 開口部四隅や庇の根元など、応力が集中する箇所にできるクラック
  • 段差周りや入隅部にたまった水による汚れ
  • 窓の周囲や凹凸部に出来る雨だれ
  • 虫や小動物の巣による汚れと破損

上記の劣化は高グレード塗料を使っても発生するため、結局のところ定期的なメンテナンスは必要になります。
筆者としては、シリコン系塗料で予算を抑えつつ、定期的に点検と塗装の塗り直しを行うのがベストだと考えています。

高グレード塗料をどうしても使いたい場合は、相見積もりを必ず取りましょう。
同じグレードの塗料でも、施工店によって単価が違うケースは多いです。
一括見積もりサイトを使えば塗装業者を複数見つけるのは難しくないので、最低3社で比較検討することをおすすめします。

外壁塗装の色選びの注意点

外壁塗装-色選びの注意点

外壁塗装は、人気色を選べば大丈夫というわけではありません。
塗装色選びの注意点を解説します。

シミュレーションアプリだけでなく色見本も確認する

塗装色の確認をする際は、画面上だけでなく、実物の色見本をチェックすることが大変重要です。

色見本での確認が重要な理由
  • 発光している画面と自然光反射の色見本では、感じ方が大きく違う
  • 実際の外壁がもつ凹凸を、シミュレーションアプリでは模擬できない
  • 画面で再現されている色は、厳密には実物の色と異なる
  • 写真の状態に左右されるアプリと違い、色見本は一定の色を確認できる

シミュレーションアプリは複数の色を簡単に確認できるメリットはあります。
しかし、本当の色・質感をチェックするのであれば、色見本は欠かせません。

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色見本は施工店に頼めば、無料でもらうことができます

面積効果・対比効果に留意する

塗装色のチェックで忘れがちなのが、面積効果と対比効果
条件が変わると同じ色でも異なる印象になるもので、外壁塗装の場合は特に面積と対比の影響を強く受けます。

面積効果:広い面積になると明るく、薄く見える現象。実際の外壁は色見本よりワントーン明るく感じやすい。
対比効果:隣り合う色同士の影響で明るさや濃さが異なって見える現象。外壁塗装では、サッシや屋根との対比で印象が変化する。

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特に面積効果の影響は大きく、実際の外壁と色見本はかなり違う色に感じられます

これらの視覚効果に対して有効なのが、大判塗り板で色を確認する方法。
色見本で塗装色の候補を決めたら、施工店に依頼してA4サイズ以上の大判塗り板を用意してもらい、最終判断を行うのが効果的です。

周辺環境との組み合わせを考慮する

家そのものばかりに注目してしまい見落としがちなのが、周辺環境との組み合わせ。
外壁は単体で見られるのでなく、必ず隣家や植栽等の背景と一緒に見られるため、同じ色でも環境で大きく印象が異なります

  • 隣家が濃い色だと自宅は明るく、逆に隣家が白いと自宅は濃く見える
  • 白いフェンスなどで背景が明るいと自宅は濃い色に、逆にアスファルトなど黒色の面積が多いと明るく見える
  • 雨樋やサッシが黒いと外壁は明るく、逆に白っぽいと外壁は濃く見える

周辺環境を考慮する時も、大判塗り板を外壁に当てて比較するのが有効。
隣家や植栽近くで色の確認をすれば、周辺環境の影響を考慮した色選びが行えます。

メンテナンス性を考慮する

外壁塗装は色だけでなく、メンテナンス性も非常に重要。
屋外にある外壁は紫外線や温度変化で必ず劣化するため、塗料選び・施工店選択によって、次の塗装時期が大きく変わってくるためです。

外壁塗装でメンテナンス性が重要な理由
  • 外壁は必ず劣化するため、耐候性が高く汚れが目立ちにくい塗料が有利
  • 色選びをミスすると、汚れや劣化が目につきやすくなる
  • 短い周期でぬり直しが必要になると、費用がかさむ
  • 外壁は家の印象に与える影響が大きく、長期間きれいに見せられるかはメンテナンス性で決まる

高いグレードの塗料を使えば安心というわけではなく、実際は塗装する職人の技術と品質管理でメンテナンスの必要時期が大きく変わってきます。
できれば自前の職人を抱えた、自社施工の施工業者に外壁塗装を依頼するのが望ましいでしょう。

施工店は複数社で比較検討する

施工店は1社に決め打ちせず、相見積もりを取って比較検討するのが重要。
外壁塗装には定価がないため、同じ塗料でも施工店によって価格差があるからです。

相見積もりを取るのが重要な理由
  • 同条件で比較検討して、価格の安い施工店を見つけられる
  • 同じ塗料による施工でも、安い単価で引き受けてくれる業者を選べる
  • 塗料のグレードを変えたときの価格差もはっきりする
  • 不要な工事を外せば、工事価格を大きく抑えることができる
  • 工事内容の説明を聞くことで、施工店の力量と管理体制がわかる
ノハシ

相見積もりを取るには、外壁塗装の一括見積もりサイトが便利です

【関連記事】外壁塗装見積もりサイトランキング17選!一級建築士が評判を解説

まとめ:日本ペイントの人気色は?外壁塗装の色選びを解説

本記事では、日本ペイントの外壁用塗料における人気色と色選びの注意点を解説しました。

本記事のまとめ
  • 日本ペイントの外壁塗装における人気色はN-500 -Natural Style-で、ベージュ系を組み合わせたものが人気
  • 日本ペイントには公式の外壁塗装シミュレーションアプリ「Nippon Paint i-Colour」がある
  • 日本ペイントの外壁用塗料は5グレードがあり、上位グレードほど耐候性が高く、価格も上がる
  • 塗料の耐候性だけでは防ぎきれない劣化も多いので、費用と相談しながら適切な塗料グレードを選択するのが重要
  • 外壁塗装の色を選ぶときは、シミュレーションアプリだけでなく色見本をチェックするのが必須
  • 加えて、塗装前には大判塗り板で色を確認しておくのがベター
  • 外壁塗装を行う前には、必ず相見積もりを取って比較検討する
  • 相見積もりには一括見積もりサイトを活用するのが有効

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